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「花さき山」 - こころの持ち方 -

「おどろくんでない。おらはこの山に独りで住んでいる婆だ。山姥(やまんば)と言う者もおる」の一説から始まる「花さき山」(斎藤 隆介著、岩崎書店)という童話があります。あやという10才の女の子が、ある日、山奥まで山菜を採りに来て迷子になってしまった。そこで見たこともない一面の花の咲いているのを見つける。そしてそのきれいな花のわけを山姥から聞く。それはふもとの村の人間が、人にやさしいことを1つすると1つ咲く。「つらいのいをしんぼうして、自分がやりたいことをやらないで、涙をいっぱいためて辛抱すると、そのやさしさと、けなげさが、こうして花になって、咲き出すのだ。(引用)」と教えられる。

その女の子はふもとの村に帰った後、時々、「あっ!いま花咲き山で、おらの花が咲いているな」と思うことがある、という物語。

良い話しではないか。

これはフリー・アナウンサーの渡辺祥子さん(HP http://www.ne.jp/asahi/voice/shoko/ )のすてきな朗読で知った物語です。とても心にすーっと染み入る朗読を聞かせてくれました。感動でした。

ペイ・フォワード」 (キャサリン・ライアン ハイド 著、角川文庫/DVD)という物語があります。カリフォルニアの小さな町の中学校の新任教師が、生徒に出した課題、「世界を変えるには?」。12歳の少年トレヴァーが出した答えは、"Pay it Forward"、つまり、「ぼくが3人に何かいいことをする。彼らがお返しをしたいと言ったら、それを他の人に返してもらうんだ(引用)」というアイディア。

花さき山もペイ・フォワードにしても、こんな気持ちを持って生きていけたら、すばらしいだろうナ。

By カウンセリングルーム 心の北極星
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テーマ : 幸せになる考え方
ジャンル : 心と身体

映画「精神」を見て来ました

先日、想田和弘監督の映画「精神」 ( http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php ) を見て来ました。音楽やナレーションを意図的に出さない「観察映画」という手法を用いたドキュメンタリー映画です。岡山の精神科診療所でのお話です。

その前の週には、その映画のプレビュー会に参加し、想田監督のトークを聞いてきました。まだ40歳前後の、単に聡明というだけでなく、心に温かい血が流れている方だとお見受けしました。思わず、著書「精神病とモザイク - タブーの世界にカメラを向ける -」(中央法規)も購入しました。

一方で、私が尊敬する森俊夫先生(東京大学大学院医学研究科)のKIDS定期研修「精神障害総論」をこの5月には受講しました。森先生は、解決志向ブルーフセラピーの啓蒙者としても有名な方ですが、自らの使命は、それよりも「精神疾患に対する偏見をなくすこと」にあるとお聞きしました。それは言い換えると、「精神障害者は特別な稀有な人たちではない。精神障害は、きわめて幅広概念であり、だれにも存在する可能性がある」と理解して貰うことでもあると。

映画「精神」はそれを実証してくれているように、私には感じました。

森先生のその研修資料から、要約を含めて、一部を引用させて頂きます。

精神障害の理解のために必要なこと:「外在化」的に扱うということ。

人と疾患を区別すること。(疾患とは、不調や困難をもたらす生物学的要因。)
精神疾患を人や人格の話に広げないということ
「こころの病」という言葉は、ある意味危険。つまり、その表現では、他の一般身体疾患と同様な外在化扱いにならない。こころは病んではいない

簡単に言えば、骨折と同じで、レントゲン写真を見るかのごとく、切り離して考えることが大切であると。人を症状や疾患から見ない、ということ。

そしてカウンセラーとしての私がすべきことは、そういう考え方・物事の見方をきちんと身に着けることであると肝に銘じた次第です。

参考文献: 
・KIDS定期研修2009「精神障害」第1回 「精神障害概論、学習障害」

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法

賢人の教える英知には、表現の違いこそあれ、云わんとしている本質は同じものであることが多いと思っています。賢人というよりも、自ら困難を克服した人の英知も含んでいます。

今回は、行動と感情との関係の摂理の紹介です。ある種の悩みを一掃するヒントに成るかも知れません。

恩師の一人から紹介された、D・カーネギー著(香山晶訳)「道は開ける(原題:How To Stop Worrying and Start Living)」(創元社)を参考にしています。「平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法」の章です。

年老いた未亡人がいたとして、「お元気ですか?」と聞かれれば、「別に変わりありません」と答える。しかし、顔の表情やもの悲しそうな口調は、「いったい私の苦しさをどう表現したらよいでしょう?」と訴えている。

さて、彼女が少しでも幸福になれるには、どうしたら良いのでしょうか?

SFA(解決志向ブルーフセラピー)では、例えば、ここで「Pretend Miracle Happened」と言われる介入手法を使ったりする。これは、「あたかも奇跡が起こったかのごとく、その日(ある一日)を過ごして見ること」を提案する。そして観察課題を出す。観察課題とは、人がそのようにあたかも奇跡が起こったかのごとく振舞うとき、周りの人がどう見えるか、あるいは、自分がどう感じるかを、よお~く観察してもらうことである。(参考文献、森俊夫、黒沢幸子著「解決志向ブリーフセラピー」、本の森出版。)

これはどういう意味でしょう?

D・カーネギー氏のその著書に戻ります。曰く、「快活さを失ったとき、他人に頼らず自発的に快活さを取り戻す秘訣は、いかにも楽しそうなようすで動きまわったり、しゃべったりしながら、すでに快活さを取り戻したようにふるまうことである」と。(D・カーネギー「道は開ける」より引用)。その理由は、「行動は感情に従うように思われているが、実際には行動と感情は同時に働くのである。意志の力でより直接的に支配されている行動を規制することによって、意志に支配されにくい感情をも規制することができる」(同著より引用)からであると。

そして、「それこそ自然の摂理であり、私たちの生活全般にわたって数々の奇跡をもたらしてくれる」とも、D・カーネギーは教えてくれています。

僕自身、起業して不安な気持ちを抱えていたので、「あたかも相談を持ちかけられたが如く」、自分の問題に対処すべく、このテーマのブログを書いてみた、という次第です。

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お話をじっくり聴かせて戴きます。

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